ベトナム移住生活|ホーチミン旧3区街歩き|クメール寺院のローカルスナップ

観光ではなかなか見えないけれど、実はこんなベトナムが好き。
今回はホーチミン旧3区・スアンホア(Xuân Hòa)にある仏教寺院・チャンタランサイ寺院(Chùa Chantarangsay)で見つけたローカルスナップをご紹介します。
古代カンボジアの建築芸術が美しい、南クメール様式のこの寺院。
さて、境内にはどんな日常の風景があるのでしょうか。
ホーチミン スアンホア(Xuân Hòa)チャンタランサイ寺院(Chùa Chantarangsay)

寺院の入り口です。
チャンタランサイ寺院とはクメール語で「月明かり」と言う意味です。
1946年にラム エム(Lâm Em)僧正によって建立されました。

境内です。
広くはないですが、静かに流れる空気、日差しと影のコントラストと鮮やかな緑が、東南アジアらしい雰囲気を作っていました。



本堂です。
正面には五仏の仏教の物語が大きく描かれた壁画が広がっています。



本堂に入ると一面に広がる絵や装飾の鮮やかさに圧倒されます。
窓から差し込むやわらかな光が、静かで独特な空気感を生み出していました。



壁や天井に描かれているのは、仏陀の生涯にまつわる物語を描いた絵画です。
隙間なく、びっしりと飾られています。


本堂には釈迦牟尼仏が祀られていました。
祭壇に段々に重なるように安置されているのは、仏教の宇宙観を象徴する意味などがあります。
穏やかで丸みを帯びた顔立ちや指先の赤い彩色は、クメール彫刻の特徴です。

黄金に輝く釈迦牟尼仏もありました。
黄金は「知恵の光」を意味します。
一般的なベトナムの寺院では別の神様も一緒に並べますが、お釈迦様が唯一無二の導き手というのがクメール仏教の特徴です。


本殿の裏側にも、ひときわ目を引く大きな壁画が描かれています。




境内には仏像や文化財を拝観できる建物もあります。



室内ではクメール仏教美術の物語絵をたくさん見ることができます。


エメラルド仏です。
独特な色は「平和」や「悟りの知恵」を意味しています。




寺院の外観も美しいです。
金色、赤、緑などの色合いはクメール寺院建築の特徴です。


白い釈迦如来像が静かに佇んでいました。

境内では、オレンジ色の袈裟を着た僧侶の姿があります。


仏教説話をもとにした像もあります。





境内の至る所で「場を守る」「建物を支える」などの意味が込められた装飾像も見ることができます。


境内を出ました。
寺院は運河沿いにあり、運河を挟んだ向かいには綺麗なランタンで有名なファップ ホア寺院(Chùa Pháp Hoa)もあります。



寺院の周辺の風景です。
お腹が空いたので麺類を食べようと少し歩きましたが、時間帯的にどこも閉まっていました…。
残念です…。
仏像だけでなく、柱や壁に配置された装飾像にも目を向けると、クメール寺院の奥深さがより伝わります。
ホーチミンの街中にありながら、少し異国を旅したような気分になれる場所です。
よろしければ、散歩してみてはいかがでしょうか。
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参考:Thanh Niên *ベトナム語
チャンタランサイ寺院に関する記事
取材日 2025年12月12日
【執筆・撮影】岡部 祐樹|当サイトStep Jobs代表
ホーチミン在住10年以上。
ベトナムで働く日本人やベトナム人に向けた人材コンサルティング会社「Step Jobs」を経営。
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